アムステルダムのワクチン接種は、普段はイベントやコンサートを催している大型施設で行われています。とてもスマートに1回目のワクチン接種が終了しました。
私が経験したオランダでのワクチン接種は、先ず順番を知らせる手紙がポストに投函されたら、手紙に載っているQRコードにスマートフォンからアクセスし、オンラインで認証登録を済ませると日時と会場を知らせるメールが届く仕組みになっていて、当日はIDと手紙と受信メールを持参で会場に行く、という手順でした。会場付近にも道順を示した看板が設置されていてます (Vaccinatie = ワクチンです)。手紙が届いてからここまでのプロセスがシンプルにデザインされているので、例え言語が不自由でも問題なく目的を果たすことができます。私自身も語学は堪能ではありません。
2年前に私が初めてアムステルダムにきた時、アムステルダムのスキポール空港から1時間程の距離にある目的地まで、Googleマップを一度も開くことなく辿り着けたことに感動たことを思い出しました。空港の販売機でのプリペードを購入してホームに降り、正しい電車に乗って乗り換えの駅に到着し、その駅で目的地までのメトロに乗り換えるまでのすべてのプロセスがデザインされているのです。
かくゆう私は、あらゆるデジタルサービスのパスワードはまったく覚えられず、東京在住20年目の本年も山手線逆ラインに乗り込むこと3回。いずれも2、3駅過ぎるまで気がつかないという強者です。
外国でのワクチン接種は初めてだったので多少の不安がありましたが、会場はカジュアルなピクトグラムとイラストが手順を示してくれたので、気持ちが楽になりました。
ワクチン接種会場で働く看護師さんたちは更にカジュアルで、雑談をしながらサクッとワクチンが投与され、1回目のワクチン接種は無事に終わりました。
唯一、打つ前のアルコール消毒がなかったことが気になりました。昭和かと。